分子栄養学とは

このページでは

 ・分子栄養学の考え方

 ・一般的な栄養学との違い

 ・栄養療法の選び方

 ・実体験からわかったこと

について説明しています 

      

分子栄養学の考え方

というライナス・ポーリング博士の提唱をもとに、


「お腹がいっぱいになっていれば十分」でも、

「栄養所要量を満たしていれば大丈夫」でもなく、


【ひとりひとりの状況に応じて、必要な種類と量の栄養を補う】ことで、体に備わっている自然治癒力が発揮されるようにし、病気を治したり予防したり、健康度を高めたりしていこうという考え方です。


一般的な栄養学との違い

分子栄養学と一般の栄養学は、出発点が異なります。

一般の栄養学は、欠乏症の研究から発展したもの。


ビタミンB1が足りないと脚気になりやすいので、そうならないようにビタミンB1を摂りましょう!というような

「その病気にならないように栄養素をしっかり摂る」

という考え方です。

分子栄養学が注目するのは「病気にならない量」ではありません。


細胞の1つひとつが正常に機能するために必要な量・適切なバランスの栄養素を摂ることで、体全体としての機能が向上し、自然治癒力が発揮され、体の状態の改善が得られる、という考え方です。


病気でないだけでなく、体が持つ力を最大限に引き出すことで、心身ともに最善の健康状態であることを目指します。

そのため、分子栄養学の血液検査で注目するのは


疾患があるかどうかではなく

体を動かす材料が足りているかどうか。

体を動かす材料が足りているかどうかは、年齢や性別に関係なく、ひとりひとりで異なり、同じ人であっても状況により大きく異なります。

つまり、【 ひとりひとり 】の【 いま 】を見るのが分子栄養学なのです。


栄養療法の選び方

『ひとりひとりの現状を見極め、それに応じて必要なことをする』


分子栄養学での栄養療法でこれを実践するためには、次のことが重要なポイントだと思います。


・血液データを深く読み取る

・自覚症状を的確に拾い上げる

・多くの臨床データをもとに最適な改善案を提示する

・ちゃんと働くサプリメントを使う

・経過を追う


これらが可能なところで栄養療法に取り組むのがいいと私は考えています。

また

・学びの場がある

ということも、とても大切なことと思います。


自分の健康は自分で責任を持つという意識を持ち、そのために自分で学ぶことで、自分の周りの大切な人のことも守っていけるからです。

私が分子栄養学を選んだ理由

私が分子栄養学を学ぶようになったのは、まさに、「自分の大切な人を守るため」でした。


難病、つまり、治療法の見つかっていない病気を持つ息子の命を守るために、一般的な医学とは別のものを探しました。

諦めの悪い母なのです、私。


「筋ジスだから諦めるしかない」ではなく、「今の体(血液)の状態がこうだから、こういう栄養対策を取って最善の状態を目指しましょう」という分子栄養学のアプローチは、私たちにとって希望でした。


実体験からわかったこと

筋ジスではあっても、息子に足りなくなりがちな栄養を補給することで、比較的元気に動き回れる状態でいろんなところに一緒に行っていろんな経験をめいっぱい楽しむことができました。

 

「ママ、ふにゃっとしてた腿が盛り上がってきたよ」と息子が教えてくれたときは、栄養と体の底力のすごさに感動しました!

 

 

そうこうするうちに私は、学んだ分子栄養学の知識を周りのひとたちに伝えるようになり、それで、しかたないと諦めていた症状がなくなったり、薬がいらなくなったりすることを一緒に喜ぶことができています。


できないと思って諦めていたことを、楽しくやれるようになっている様子を見るのは、たまらなく嬉しいです。

 

ひとの体は、栄養のバランスが整うことで、本当にすばらしい自然治癒力を発揮してくれることがあるのです。


そして、体が元気になると自然に、心も元気になっていくもの。


 やりたいことのできる体と心を

一緒にはぐくんでいきましょう